Seika's Blog

声楽家 川口聖加による音楽のこと、日常のこと

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下野昇テノールリサイタル2007

昨日は私にとっては久々のオフで、14:00から下野先生のリサイタルに行ってきました。山梨県民文化ホール(小ホール)のお客さまの入りはとても良く、700席が大体埋まっていて、先生のご自宅のある横浜からも団体で聴きに来た方たちもいました。

下野先生は1972年から2001年まで山梨大学教育学部音楽科で教鞭をとられていました。私の父も30年ほど前に下野先生の合唱団で歌っていたこともあり、留学前に一度聴いていただいてアドヴァイスをいただいたりしたこともありました。

小澤征爾氏の日本オペラデビュー<ボリス・ゴドノフ>への出演以降、同氏との数多くの共演、ジロー・オペラ賞受賞など、当時のオペラ界を中核で支えた輝かしいキャリアを持っていらっしゃいます。また二期会会員、クラシック歌手としては稀で、ミュージカルの舞台でも長年歌い、特に劇団四季の<キャッツ>には10年間客演をつとめた経験もあり、素顔の先生も、舞台での先生もまさにエンターティナー。

昨日のプログラムは以下のとおり。

モーツァルト:歌劇<コシ・ファン・トゥッテ>より
       恋のそよ風
ロッシーニ:約束
ベルリー二:私のフィッレの悲しげな幻よ
ベルリー二:どうか満たしておくれ
シベッラ:ジロメッタ
デンツァ:妖精の瞳

シューベルト:菩提樹
シューベルト:野ばら
シューベルト:セレナーデ
シューベルト:魔王 
(シューベルトは下野先生の日本語訳詞で歌われました)

ヴェルディ:歌劇<十字軍のロンバルディア人>より
      私は彼女を包みたい
マスネ:歌劇<ウェルテル>より
    なぜ僕を目覚めさせるのか

・・・・・・・・・休憩・・・・・・・・・

「私の愛唱歌」

アモール、モナムール、マイラヴ
初恋
浜辺の歌
出船の港
上を向いて歩こう
ロンドンデリーの歌
幸福を売る男
忘れな草

レハール:オペレッタ<ほほ笑みの国>より
     君はわが心のすべて
ウェッパー:ミュージカル<キャッツ>より
      メモリー
リー:ミュージカル<ラ・マンチャの男>より
   見果てぬ夢

マイ・ウェイ
今日の日よさようなら(これは聴衆と一緒に歌いました)

以上!

書き忘れましたが、先生は現在71歳!見た目も声も20歳くらい若く感じましたが。

このプログラムは二晩かけてでもできる量...。でも歌いきったのです。しかも瑞々しい歌で!テノールの高音も素晴らしかったです。

先生は若い頃から、クラシックの枠を超えた様々な曲を歌ってきました。ミュージカルや演歌まで。昨日のコンサートでもおっしゃっていました。「僕のドイツリートの伴奏者にも言われたんです、下野さん、それはやりすぎじゃないかって。でも僕は歌に垣根を作らないんです。何でも興味を持っちゃう。ピピッと来たら歌ってみたくなるのです。ミュージカルをやるときには知り合いに、声がなくなると反対されたんだけれど、結局大丈夫でしたね。四季からはたくさんのことを教えてもらいました。とくに舞台でのサービス精神、あそこはすごいですよ」

様々なことに手を出すのを、あまり良く思わない同業者はいっぱいいます。下野先生の場合、専門を極めて第一線でやっていながら様々なことに挑戦するから「さまになる」のでしょう。もちろん、まずは専門ありき、です。一方、下野先生のような方がいるから、クラシックにそこから興味を持つ方もいたわけで、先生の功績は計り知れません。

たくさんの曲を歌っていただきましたが、時の経つのを忘れ、あっという間に終演が来てしまった感覚でした。伴奏の新海さんと酒匂先生のピアノも素晴らしかったです。早くまた下野先生の次のコンサートにも足を運びたいと思いました。本当に有意義な時間でした! 
  1. 2007/09/23(日) 23:34:36|
  2. Concert(演奏会)
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