Seika's Blog

声楽家 川口聖加による音楽のこと、日常のこと

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ひとつ

表に出ているそれなりに著名なジャーナリストは、どれくらい本当のことを言えているのだろうか?

世間の主流にアンチな立場の人は、やはりなかなか表には出してもらえないのではないかと感じる。

音楽雑誌や専門誌に書かれている立派な賞賛の言葉は時に本当だと思うし、時にとても疑わしい。

それを踏まえて読める人が大半だと良いんだけれども、なかなかそうもいかなかったりする。

名の知れた方が賞賛した文章を書いていたとしても、ビジネスで褒めてあげたりしている場合もあるのだし、立場的に批判できないことだってあるのだから、それが本当にそうかどうかは、自分の感覚で判断すべきだと思う。物の価値判断を他人に頼り過ぎてはいけない。

日本は、ある物の見方がひとつとか、左か右という極端な移動しかしないことが多いように思う。

立派だと言われる物が一種類あったとしたら、それ以外は劣る、とか
身体に良い食べ物が紹介されたとたん、大勢の人が群がる。
これがダメだとなれば、次はこの時代へ!と一種類の道へこぞって引っ張る。
自分たちの都合でその時々に相応しい悪者を決めて徹底的にこき下ろす。過去に自分たちがそれを祭り上げたという事実も平気で忘れる。

テレビでやっていることも、どのチャンネルを回してもほとんどが全く同じ視点で放送している。たまに頑張って自分の主張を放送していることもあるが、頻度は少なく、とても限られている。ならそんなに何局も存在する意味はないと思ってしまう。

ヨーロッパにいたころは、もう少しテレビ局によって考え方の差が出ていたと思う。オランダでは、オランダのテレビ局以外にアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イスラム、たくさんの放送局の番組が普通にいつもテレビで見れた。確かに主流の意見はあって、それなりに世間を支配していたけれども、そうでないという立場の意見も日本よりはずっと表に出ていた。

演奏家も何種類もいた。その中で自分の好みが選べた。だから一種類のスタイルがはびこって、そのジャンル全体のイメージがそれひとつになって、そのせいで一般人から敬遠されてしまうということも日本よりは少なかった。オペラ歌手でない人が「オペラ歌手」と紹介されてテレビに出るようなことはなかった。国際コンクールで優勝した駆け出しの演奏家についての番組で、実は比にならないほど一流の演奏家である師匠に「あなたのお弟子さんはすごいですね」と扱うような不勉強極まりない事態も簡単に起きなかった。

世間でそうだといわれているものに「おや?」とか「そうかなぁ。」と感じたとしたら、それは世間とずれているからきっと違うんだろうと打ち消して終わらせず、しっかり自分自身で判断できるまでそれについてよくよく勉強すればよいと思う。流されるのは一番楽な方法だけれども、一番気味が悪いことだと自分にも言い聞かせる。
  1. 2011/07/26(火) 11:12:10|
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